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〒651-1206 兵庫県神戸市北区大池見山台14-19
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剪定
木は上の方が日光があたり、よく育ちます。なので上を広く大きく仕立てれば、下が影になり、育ちません。上ばかり大きくなっていき、下は弱り、樹形は乱れてきます。
基本は、上は狭く、下は広く仕立てます。
そうする事で、木全体に日光が当たり、木が生き生きとします。
枝は、立ち枝や返り枝、絡んだ枝を切り、全体を平らにして葉全体に日光が当たる様に仕立てます。
芽の向きを考え、2年3年先を読み、枝を作っていきます。
枝の切り口は、木が自分の力で直していけるよう(カルスを巻く)切り詰めます。
底全体のバランスを見て、その木に合った剪定方法で選定してあげることを、心懸けています。
剪定は、その木が大きくなりすぎない様に、樹形が乱れないように定期的にハサミを入れてあげる作業です。ですが、そのハサミの入れ方で時に樹木を弱らせてしまう人もおられるのではないでしょうか?
ただ闇雲にハサミを入れたのでは樹木も可愛そうですね。
拓己庭園では、「木も人も喜ぶ」そんな剪定を心掛けています。
透かし剪定とは、風通しを良くし、木の向こうが透けて見え、葉が均等に日光を受ける様に剪定します。
枝が重なったり、枝の流れが不自然にならない様にします。その時、養分を吸い上げるのに必要な葉を必要な場所に配置します。
枝に葉の葉脈の様な流れを作ってあげる事で、スムーズに枝先まで養分を行きわたらせることができます。この様な枝に流れを作る剪定を枝割剪定とも言いま す。
この枝割剪定をしていれば、常に控えの枝が容易されている状態になるので、木を縮める時、枝を差し替える時も、木を痛める事無く樹形を乱す事なく剪定で きます。
刈り込み剪定とは、四角や丸、半円形といった形に枝先(葉っぱ)を刈り込む剪定です。
この時、刈り込みの深さだけを気にして刈り込んでいたら、樹形は知らない間にどんどん乱れていきます。形のゆがんだ四角や丸、半円形の木をよく見かけます が、それは形よりも、刈り込みの深さを意識し過ぎたのでしょう。でも、形がゆがんだ樹木でも、年数はかかりますが、直していけます。写真のマキの木も形が歪んしまっていたのですが、3年ほどで形が整ってきました。少し平たく半円で仕上げています。
刈り込み剪定でも、カイズカイブキなどの仕立て方で、波打つように剪定する仕立て方もあります。
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